実は怖い!包茎が原因でかかりやすくなる病気

不快な症状を伴う亀頭包皮炎

亀頭包皮炎は、亀頭部分と包皮の両方に炎症が生じてしまう病気です。
包茎のペニスは亀頭部分が常に包皮でおおわれているため、汚れがたまりやすくなっています。
衛生面にしっかり注意しておかないと、細菌による感染が引き起こされてしまうのです。

亀頭包皮炎になると、かゆみが生じるほか、排尿時に痛みが生じることもあります。
また粘膜に膿が生じたり、包皮が赤く腫れるなど、様々な症状があらわれるのです。
ステロイド軟膏などの塗り薬で改善することがほとんどですが、悪化すると出血してしまう場合もありますので、注意が必要です。
亀頭包皮炎は細菌が原因ですから、菌が繁殖しやすいような状態のままですと、すぐに再発を招いてしまいます。

亀頭包皮炎を予防するためには、清潔な状態を保ち、細菌の繁殖を防ぐことが重要です。
包茎治療によって包皮を切除すれば、亀頭包皮炎にかかってしまうリスクを大きく下げることができるでしょう。

性感染症にかかるリスクが高まる

性感染症は通常、健康な状態の皮膚から感染することはないとされています。
陰茎などの粘膜を介して感染し、症状を引き起こすのが一般的です。
包茎の状態ですと衛生状態を保ちにくいため、粘膜部分に炎症などのトラブルが起きやすくなります。
その結果、亀頭の粘膜が通常よりも弱くなってしまい、ウイルスや細菌の影響を受けやすくなると考えられているのです。
ウイルスや細菌に対する耐性が弱まれば、性感染症にかかるリスクが高まります。
包茎治療により包皮を取り除き、亀頭が露出した状態にすれば、粘膜を衛生に保つことができ、結果として性感染症にかかるリスクも低下するでしょう。

しっかり気をつけているはずなのに性感染症に何度もかかってしまう、そんな場合は包茎が原因となっているのかもしれません。
性感染症の中には、非常に重大な症状を引き起こすものもあります。
病気になるリスクを低下させたいなら、包茎治療を検討しましょう。

まとめ

包茎は亀頭包皮炎などの病気になりやすいだけでなく、性感染症のリスクも高まるなど、様々なデメリットを持っています。
炎症等の症状を何度も繰り返すと、包皮が厚くかたくなり、別の病気を引き起こす場合もあります。
こうした病気にかからないためには、きちんと手入れを行い、粘膜を衛生的に保つことが大切です。
包茎治療を受ければ、清潔な状態をより保ちやすくなりますので、こうした病気にかかるリスクを大きく低減することができるでしょう。